概要
婚約者であるエドワード王子とその取り巻きによって床へ押さえつけられた際に前世の記憶が蘇った公爵令嬢のアイリスは、前世の記憶を頼りに、ここが乙女ゲーム『君は僕のプリンセス』のエンディングシーンということ、自身が主人公であるヒロインに嫌がらせを行う悪役であることに気づく。機転により、退学は免れなかったものの、その場を感情に流されることなく貴族の矜持を持って切り抜けたが、次に待っていたのは実父であるアルメリア公爵当主との面談だった。ゲームではここで謹慎と修道院への幽閉が待っていたものの、自身の気持ちの変化と現在の置かれている立場を述べたところ、父から領地での謹慎とは名ばかりの、領主代行としての領地経営を命じられる。前世の記憶や知識を元に、まずは領地の把握とかつて自分が拾った優秀な部下を集め、領主代行として領地経営を開始する。